昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

つんざく

くたびれた枷を外して、心弾ませ、気ままに遠ざかる夢を捨て去る。些細な所以に苦しむ記号的な彼女たちが滑落し、健全なるものなどはほとんどなくて、すべては似通ったものの中で遠ざかり、借り物の身体を放置して、接続されるだけの物事を傍観する。ボロボロの週末に塗布する思い出、かさばるだけの記憶が枷になり、今にフラストレーションを溜め込んで、混濁する頭が卑下する物語が、幼稚なプランを立て、立場なんかを破壊するための正式な儀式に参加しては、さまたげられ

るだけの運命にめり込む自己との対立を深める。醜くまとわりつく術から逃れ、すべては保たれるためだけにもたれかかるものばかりがせめぎ合い、一過性のものを謳いながら、保たれるものなどが用いる論難などがひしめきながら、悲観的に偏り懈怠するだけの君が持ち寄る対価などを支払う義務なんかを無視して、セオリー通りに生きるよりも、いぶかる先々で敗残するだけの起源から解放され、些細なことで謳われる自由からの逃走を企て、惰性に導かれ、独占され制限されるだけの様々な空想を切り取るだけの空間的な派生に虐げられずに、健気な独走により、様々な私欲から解放され、純粋無垢なままに記号と踊る。見捨てられたと見限る君の影が憤怒を伝せ、信じるべきものなどを謳いながら、裁かれるべきは、君たちだ、と他者に怒りを重ねては、自らの罪や痛みなんかを誰かに嵌め込み、あたかも自らのつみや痛みのように感じる同化により、かさましされた痛みは加速し、自らの痛みを昇華できずに、今に与えられる絶え間ない痛みとリンクする痛みが相互交換できずに、偏る痛みは絶え間ない苦痛を自らだけに与え続ける。