昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

逍遥

誰にでもわかるように書いて、知ったように語られるもんなんかが流布されて、あたかも理解したように書かれたものを信心しているような奴らに反する。だらだら歩いて、誰の後ろにもついていかないように、自らの意思だけで歩みを進め、簡単な感謝で誤魔化さぬように、むちゃくちゃな持論を捻出しながら、世界との乖離をよろこび、簡単に還元されるものから逸脱して、ままならぬ世界を屠りながら、長らくにせめぎ合う意味が忌々しく重なり、懐疑的になる今に馴れ合いも深まり、配備されるものに背反し、ハイハイと聞き流し、機械的な根性にそぐうものとして、あらゆる価値を蹴り上げ、罰当たりだ、と仕上げには、祟りを謳うような画期的な規律に管理されるより、自らが選んだものがランダムに懶惰な自己を破壊して、今に倒錯し、錯雑な観念がサグライフなんかを歌う間に、あいまいに誤解するだけの関係性が、制度なんかと肉薄し、迫害されるだけの連中が連帯感などを用いて、対価なんかを求めて、用いられるものに利用されるのを嬉々として受け入れ、暴力的に支配されることに萌えるような文化を設立して、摂理なんかを謳う物々しい連中がモノマネして仕上げた価値を崇めるだけの幸福に恍惚として、交換されるだけの定めがドラスティックに迫り、そこかしこに制限を生んで、踏み荒らされていく時代に飼育され、管理されていくことに対して、おかしいとは思わず、そこでは、気付かないフリをして、従順にニセモノの充実感なんかを敷衍させ、あたかもしあわせなような演技を続け、ニセモノの笑顔が豊かさを強調して、協調性を求めるための調教を終えた彼らや彼女たちが放牧された国家たる枠組みなんてものを破壊する云々と血気盛んに形骸化するだけの仕組みに擦り寄り、醜い争いに身を投じるよりも、そこで疎んじるだけに、慈愛なんかを求めて、あたかも愛しているかのような素ぶりにより導かれた者たちは、自らで考えることを放棄して、与えられたもので喜ぶための義務的なしあわせに操作され、本質的な喜びを恐れ、孤立することにより増していく不安に耐えきれずに、体系化したものに引き摺られて行く。