昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

号哭する世界

ひとつの箱に住まう神、アルバムの中から飛び出してくる歌が繰り返し騒ぎ出し、神が住まう箱を壊してしまい、人々は仕方なく人間が作った機械の島で欲を加速させるための燃料として生きていることを、生きているかのように語りかけては、互いの魂を奪うための闘争を加速させ、尽きることない欲望の彼方でうごめく宇宙に果てがないから、人々の欲は尽きないのだ、と教え込まれた教育により、人々は狂ってしまったのだ、とこの島のボスたる猿からカタルシスに至るための原理を奪われてしまい、僕らは終わってしまうのだ、と錯乱している子供たちと、白無垢姿の悪魔たちが奇声を発しては、はびこる悪意をバビロンに注入し、一過性の快楽を流動させては、些細な苦しみにより、倫理観もなくなり、憎しみ合うためのミサの中で滅び行くための呪詛を続けるつつがない日々の中でがんじがらめになって行く私たちは、なにかを懐かしむことだけが、生きていることの頼りだ、と勘違いし、絶え間ない日々を枯渇させないために、絶えず働きを加え続けることに国家などは不必要であり、崇めるためのなにかも不必要である。革命ごっこは終わり、真実のしあわせを求めるべき闘争を始める。私は私が生きたいと思うことだけで生きると決意して進行し、決して止まらずに努めてきた。かかずらうことなく、どんな悲しみに躓いても尚、赤裸々に語り尽くすことは絶え間ない。値など知るか、とどうにでもなることばかりがうんざりするほどに積もる物事を蹴散らし、銀河団を食べ尽くし、この空間そのものを捕食し、自らを高めるよりも速く極まる世界に屈従しないようにする。