昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

駆逐

価値観を駆逐し、コード化された君の情報を盗み取り、君みたいに生きる奴らを蹴散らす。生きることでの時間の速さよ、観点を奪うだけの情報の馬鹿野郎、ボロボロになった思い出と、底なしの欲が交差する現代的なプロットを完成させては、加速する精神を宇宙全体に敷衍させる、と語る宇宙と名付けられたことにより、宇宙にとどまることになってしまった我々の未来を起算したり改ざんしたりするだけの思いなんかは、真実なんかをいっさい感じられずに、ただ過ぎ去るほどにあいまいになる記憶に枷を嵌めては、世界性にからめとられるだけの精神に品性なんかなくて、ただそこで過ぎ去るだけの幼稚な企みや、そこで凝り固まるだけの慢性的な痛みを肥大化させるカタトニーに至った悲劇的なものの哀れみなんかが引き摺る幼稚なジレンマが悲哀なんかを打ち出すから、それに背反し続ける先には闇すらなくて、誤りを正すほどに、立場なんかを用いては、求めるほどにすがり、補填される苦しみを加工するだけの原理なんかを蹴散らして、自らの真実に至るために、この命とは際限ないものである。浪費されるだけの真実に追いていかれ、そこで老いるだけの君を蝕む正論なんかは、正義を履き違えて、君を守るためだとか、と綺麗事を言うが、結局は自身を保つために語られるものにより、寄り添いようようと凡庸なものを粘り気あるものに育て、身動きを取りにくくさせるために、あつらえられた正解などにより、自らをも苦しめる。その自らの首を絞める自らとの対峙を続け、つたない自己を破壊した辺りには、正当性を謳うだけの防衛本能に頼りない正義を騙らせるよりも速く今から突き抜け、力なく笑う君の硬い頭を叩き割る。