昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

尊び呆ける

やってはダメだ、と言われても、やってしまうのが人間であるし、そこでの行いにも責任など持てず、少しの気の緩みにより、絶えず死へと駆り立てられ、今を生きるなどと、短絡的な発想や、謳い文句により、そそのかされた者たちは、大したことない、と騒ぎ立て、遊び呆けることこそが、この生きているということの醍醐味などと、散漫な意識はカタルシスに至るためだけに、発散されるべきなのだ、と惰性にうごめき、大差ないものを愛し憎み陥れながら、長らくの痛みに耐え、求めるほどにもつれ、もたらされるほどに加速する欲の枷をはめて、体裁のために保つべきものがもたらすものなどは、不必要なものばかりであるし、そこでの行いによって、もたらされるものどは、求められるままに簡単に消費され、現れる快楽により、簡単に快楽の傀儡として、絶えず襲いかかる快楽の道具と化す。自分の知っていることなどは、大したことはなく、誰かにマウントが取りたいからと、覚えたような知識が横行する。そのような正しさの中でもたらされる正義などは、自らを正当化するために誰かを犠牲にし、憎しみのためだけに正当化された正義とは犠牲だけが絶えず、自己犠牲のフリをして、誰かを供儀として捧げ、自らの生を昇華させるような営みが運ぶアイロニーに席巻される今に現れる悪寒に震え、下がらない熱の中でかさばる夢を投棄し、さすらう意識は儀式的なものの中で犠牲的なものに適応し、順応することこそが、この世界でのしあわせをつかむ的な幻想に浸り、朗々と語られるものに裁かれるための罪や罰が自らの保身のために作られた価値に寄り添い、あるいは寄りかかり共倒れし、ヨボヨボになるまで怯え、戦うことを諦め傀儡と化すまでにカスタムされた精神が敬神に至るような余韻や要因がカタトニーに至り、滔々と現れ消費されるための快楽を加速させ、暗澹なる余韻が加工した真理をかかげ、裁かれるために捧げられた肉体に純粋さなどはなく、そこでは裁かれるために現れる快楽と、裁くことで現れる快楽のためだけに加速してゆく欲のための木偶の坊として、マネキンのように生きるのか?と。