昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

ケダモノの住処

住み慣れた家には、よどんだ悲しみだけが滞留する。そこにあったしあわせは素っ気なく、味気ない日々を繰り返しては、ごまんとある不安をすなどるだけの価値を培養する生産的で、機械的な不安を餌にする傲慢なキャピタリストのステマなどがなびき、買うことだけにしあわせがあり、飼いならされることにより、より良いものが手に入ると情報商材的な詐欺師が謳う原理などに引き裂かれた恋人たちが巣食う家にはしあわせなどはなく、そこには悲しみだけが破瓜型な空気を生み出し、すべてを分裂的に食すことに重きを置くような餓鬼的な使命が満たされない腹を満たすための欲だけを循環させ、嵩むだけの思いが蛇行しながら、ニセモノの高揚感により老いを加速させる。アンチテーマを枷にして、延滞金を支払うような清潔な生活をよしとするような傀儡たちを製造する豊かで簡潔なコマーシャリズムに洗脳されているだけの普遍性から解除されるための結論をも不潔と思うから、勝手気ままに復讐を続ける。けたたましく唸る憎悪が細胞単位から吐き出され、はびこる現実が生み出す欠如を結実させるために、そこで引き裂かれた現実をつなぎとめるために思想家として生きるのが私の常である。