昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

凶暴

世界などは、はなから愛してもいないし、生まれた途端に認識する出来事などは、ほとんど真実ではないし、無くした途端に、世界とは世界ではない。あなたは決して正しくはないし、いつも正しいと語る者には用心しなければいけないし、みすぼらしくも美しい瞬間を生け捕りにして、快楽的に弄ぶような連中の卑劣な支配から逃れるために、つたない永劫を即座に咀嚼して、あらゆる弊害を秘密裏に処理すべく、すべては延命処置されればされるほどに、ここでの意識は存在に捻じ曲げられ、転化する痛みの奴隷と化すだけの、彼らの動機が、子孫を残すために、ドラスティックに奪い合うような、戦争を加速させ、懐疑的になり、敗残していく私たちのあいまいさにもつれては、このいちばん暗い世を照らすために私とは存在し、迫害されている君たちと共に進むというよりも、君たちが独自のやり方で、先へと軽々と飛び越えられるように、共に高まる意思をたずさえ、たび重なる痛みを超越して、前衛的な瞬間を超克し、錯雑とした観念が退廃的なものを持ち出して、もたらされる罪がつたない意思を吐き出して、不機嫌そうな意思が遭難して、受難なんかを曲にしたりしながら、過ちだらけの追憶を加算させるほどに、散々な日常を破壊して、配備される愛が浪費し続ける瞬間に歯止めもなく現れる空白に遮られたりしながら、しなびた瞬間がリリカルにきらめき、機械的な日々を重用するだけの今で惰性に扱われ、あいまいに示唆されるものがもたらすものが、物々しく迫り、整備される日々がいびつに迫り、世界に制限を産んだりしながら、視界を遮るための価値やまやかしなんかを生み出したりしながら、足りない日々に引用されるだけの期限を生み出すための絶え間ない苦しみを再現するための抑圧を超越する。君の背中からあふれる憎悪、体制の強化のためにツールとして扱われる無意味な日々を延々とサイクルさせ、定められたものから逃れるために、何にもこびへつらわず、誰にも従わずに、再会を喜ぶ。