昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

擦れた風

なんとなく愛していたんだ、と痛んだ心が撫でる月日だとか、うそぶく隙間に住処すらなく、過信ばかりが募らせる後先もつつがないことを願うだけでは、ただ短絡的で無意味なものが今を刷新しようと猶予なんかを用い、引き合いに出されるものに寄りかかり、噛み締める今も不当なものが通わせる退屈な意味をかいつまむ末路にヨレヨレの破れた服を着て歌う姿が荘厳で、穏健的に紡ぐ先々ではイデオロギーすら邪魔になり、ここで語られるものがカタトニーを生み出し、奪い合う散々な日々が散漫な主義や理想を持ち寄り、勇躍出来ずに、ジメジメと惨めだとか、と促す間に本質は見失われ、そこで悪だとかを謳う間に窮屈になる思いがカタルシスに至るために謳う選民思想的なものが順応させるために、強制させる教育の瓦礫の中で、空虚な精神が成否などがひしめく代償や復讐ばかりの世界から放たれる。悲観している暇もないから、勝手気ままに歌うし、人の意見に左右なんてされないし、されたくもないし、したくもないから、勝手なのであるし、手間ばかりをかけさせる制度なんてクソくらえであるし、空疎な自分をひけらかし、あたかも正しいもののように示すような馴れ合いも大嫌いであるし、個人主義的な理想が偽装する真理の犠牲なんかになりたくもないし、慣れることもないし、慣れたくもないから、そこで直るよりも、和むことを目的として、朴訥に伝う先々では、出会いばかりが、勝手に別れを作り出したりするし、打算的な奴らが批判的に募らせる動機が起算する道理が、錯雑としている風景を模倣しているばかりだから、この果てない私欲が無数のジレンマを生み出すばかりだし、蠱惑的に迫る連中が用いる権利なんていらないから、苛立ったままに、ままならぬ今を蹴散らし、散々だった日々も最後の最後で笑えれば、それはそれで、この秘密ばかりの日々で、飛沫すらも許されぬ、この大切な日々に、体制すらも必要なく、ただあるものを、そのままに受け入れる。