昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

蒸れた匂い

愛を知らぬが故に迫る自己愛の巨大さに飲まれ、自らを見失い、喪失感により生まれた欠如を埋めるために、嘘をつきながら、誰かを愛しているようなフリをして、自らに生まれた溝を埋めるために、ためらわずに裏切りを重ねる。もう戻ることもないのに、同化している君の意識的な汚穢や、滑落していく先々で衝突を繰り返して、境目なんて持たずに、用いられたものに反して、そこかしこで汎用される罪を儀式的に消費しては、散々な動機に関与し、惨憺たる動機に悲愁なものが漂う。訝る先々では獣たちが走る軽快な音が靡いて、荒ぶる衝動性が秩序を放逐し、エゴを消費するだけの、消費的なみなさんの綺麗な嫌いなものを傀儡になり下がるだけの馴れ合いの悲しみなんかが新たなワードなんかを用いて、あらゆることを疲憊させるだけだし、この孤独ながら高揚する意識は、正式な愛などは持たずに、ただ偏り暴走するだけの自らに枷をはめるだけの関与から、改善されない今の痛々しさに虐げられて、健気なほどに迫る苛立ちが症状を悪化させて、もう憎しみしかない世界に願いや祈りは通用しないし、蓄積された痛みに付与されるものが、快活さを奪うであろうし、あらゆる偽善が禍々しいものを従えて、今を苦しめるだろうし、その先では、誰かが潤うために、踏ん反り返る輩に頭を下げたりしなければいけないような場面に従うわけもないし、無くしたところで、失ったものは、もう手に入ることもないし、手にしたところで、無くしたものとは、そんなに大したものでもなかったのか、と認識するだけのことに、せいぜい苦しむべきだとか、羨んだりする輩が加速させる恨みつらみがルサンチマンを加速させ、今を阻害するだけに至る枢要な苦しみの配下になり下がり賜うた君を供儀として捧げるための伝統なんかが今を緊縛して、恒常的な憎しみを吐き出す白痴どもの収縮や膨張などが繰り返され、ここで歯止めもなく敷衍する物事が、物語を拘束し、均衡を保てずに、もたらされる苦しみに引き摺られ、悲観的に紡ぐ先々には、睦まじい愛などは損なわれ、そこかしこで素っ気なく戯れるだけの瞬間的な愛により硬直する人々の無感情な顔の群れが迫る。