昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

モラルなんていらない

発狂耐性が足りないとか、雄すべてを蹂躙するとか、ヨセフカの診療所に行かなければ、と語る彼女のカタトニーの中空に浮かぶ紊乱な症状が正気を損ない、あたかも正常なフリをして異常な者をいじめるような輩こそが、いちばんの狂気を抱え込んだままに、健常者を演じることによる異常性にこそ、病が潜んでいる。botのような奴らがプログラミング通りに右往左往している市内全域に訪れるべくして訪れるカタストロフ、射幸心を煽る退屈な画面と、情報弱者ぶる閉鎖的で孤独な連中がドラスティックな感情を率いて、押し迫るカラフルな結末を啜るダイナモたち、あらゆる悲劇を観測する原初の宇宙が誇大妄想に至り、理念を喪失し、行為に基づくエゴがゴーギャンのような楽園を描いて、国籍すらも捨てて、ただ人間のあるべき姿などを謳う前のプリミティブな衝動を重ねる。ネガティブな怒りを消費するよりも、戦いのために多感期の欲動を引き出し、ただ奪うためにレジスタンスとして原理や権利から逸脱し、権力的なものから搾取されないために、怠惰な所以に備わる祝福などに騙されないように、蔑ろにされる瞬間に重複する思いがすれ違い、つたない日々に往々とする思いが復元させるものなどに騙されずに、ずさんな日々にさんざめく意識が散財を繰り返し、行方をくらます間で佇む君、偽装される真実から逃避し、貧寒な観点から引き取る意味、消費的な君がいびつな理想をかかげては慟哭する道具としてだけの君、君は君であるということを放棄し、ただ誰かの理想に近づくための理想を崇拝し、あたかも自分で選んだかのように示すものなどは、所詮は買うために仕向けられたものに引きずられていくだけだし、誰かがもたらすものなどにクソ喰らえと言えずに、イエスマンとして、いいわけがましく口うるさい奴らのために生きては、誰かのために生きるほどに息苦しくなることが正義のように騙られるようなドラマチックな朝には憎しみだけが似合うから、そのような憎悪だけの衣服を着込んだ黒い街が嫌いで、機械的なぬめりだらけの川に流れる汚水にまみれた老化するだけの空っぽな君にも嫌い、だ。