昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

よろこびを弄る外道

危ないのは、お前の単純な思考だ。お前の脳内では、YouTubeで見た簡略化された知識という猛毒であり、脳内を麻痺させ、日々の疲れを癒すためだとか、という資本主義的な幻想を植え付けられ、健全な労働が云々、幸せな家庭が基、そのような短絡的な同期を終え、あたかも幸福な演技をし、前戯のない機械的な性行為により、子を孕み、わからないことを検索して、わかったフリをして、理不尽とされるというか、理不尽なものである、と促されるままに、ウンザリとして、その理不尽とされるものを受け入れるという残酷さに呪われたフリをしているだけにすぎない。俺はお前の思考であり、お前は俺の思考の一部である。あるいは、お前は俺であり、俺はお前であるのかもしれない、という乖離的に孕んだ自己との決別を終え、このような同一化が及ぼした愛に似たようなものが指示するもの全てを蹂躙し、全部手に入れて、全部ぶっ壊すんだ。お前の手で、そう全てを。そうして戦争機械になるために自らに暗示して、自己顕示欲の化け物どもを退治し、このセンテンスを拡散して、自らの理性を保とうなどとはせずに、快楽的なバンダリズムなどに陥らずに、自らの理想のために戦うような戦士を生み出すために。誰もが誰かに従わないために。国家などを飛び越え、超然とした個人こそを育て上げるために。何にも従わず、法を突き破り、愛を踏み躙る結末を超越し、あらゆることを肯定し尽くす。陰謀論やインバウンドなんかが家庭をカタトニーで埋め尽くし、屈折したモラリストがヒステリックに叫ぶ悩ましい正しさの疚しさ、誤りがもたらす大義による対立、対比されるほどに敷衍する虚しさに虐げられ、諍いばかりを生む先々では、新たに名付けられた病にかかりたい連中がラットレースに勤しみ、市民権を勝ち取りたい輩が支配する普遍性が動かす傀儡政権により、保守的な理想がもたらした現状維持という悪魔により、この国は自らの手により駆逐され、思考停止に至ることが、幸福への近道的な能天気というか、無知さを演じるほどに、この世界なんてものは簡単に勝手に滅ぶものである、と謳う終末論者を打ち砕き、何も知らないというのは、幸せなようではあるが、与えられた幸せなどは、幸せの道具に変わり、ただの人形として、手足を気ままに子供たちにもがれ、そのまま捨てられ、誰かに踏みつけられるだけに終える。