昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

変身

太っちょのバビロン、融通なんて一切きかない代わりに誰にも従わないし、従わせるつもりなんかないし、ないものねだりでもない。ないものばかりであるし、なくしたものなど追いかけたくもないし、老いてくばかりだし、置いてけぼりでも構わないし、シンボリックなものを駆逐して、自らの真理と騙る数学的なものを脱ぎ捨て、指定され支配されるための時間から解き放たれ、永遠などを謳わずに、自らに帰り着く。そのような喜びだけで精一杯であるし、優遇されるために媚びへつらうなんてしたくもないし、仕方ないから、と散漫にまさぐる意識の先では、システマチックなものに惑わされ、際限なく苦しめられる後先に一括りにされ、時系列の中に閉じ込められ、チグハグになる意味のやかましさに嫌気がさし、些細なことで喧嘩になりながら、似通った価値を着込んで、あたかも同じようなものを演じたりしながら、遠因に解けていく想いが、いくつかの限りを謳い、そこで終わる的なペシミズムに酔いしれ、悩ましい現状を突き放すことをしないで、ただ現れるものをそのままに受け取るほどに、補足されるものに拘束されて身動きがとられなくなる間にたまる憎しみに支配されて、深層心理が定めるエゴなんかを強調しながら、定める位置が繰り広げる差異なんかが強要するものにすがる君が勤しむ価値に拘泥し続ける先には、真実の愛や、本質的なものなどは存在せず、せいぜいそこに収まり、演じることだけに専念して、自らの苦しみを再利用しながら、しなびた価値を崇めることにより、自らを正当化し、自らを過信し、戸惑いを孕みながら、長らくの苦しみを枷に変え、意識が孕む罪が食い込む時代という窮屈なものを作り上げては、自らの保身のために誰かを騙すことなど出来なくなった現代で差別化されているものすら超越する。