昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

とこしえ

能動的な恋の汚穢、終末論者の束縛から解放されて、見慣れない街で又聞きしたものを自分のもののように扱うような日々に別れを告げて、粒子とおどり、日々などは光よりも速く過ぎ去るものであるし、約束なんてしても、その約束を果たすための義務なんかに苦しむばかりだし、バリウムでも飲んで、ムカつく胃の底から吐き出される吐瀉物と眠り、被害者意識を加速させ、枷を嵌めたがる世界を裏切って、汚い過程が、家計なんかを苦しめるらしいから、結婚なんかしないで、その契約的なものに悶えるよりも、高次に行きたく、致し方ない、と諦めるよりも、より高く駆け上がるための健気さこそが豊かさを生み、そこで倦み疲れるだけに至るような忌々しい現実から放たれて、疎開した世界から項垂れた人々が異物感を抱えながら、苦しむことや疲れることが正義だとか、と促し、自らを慰めるためにうそぶく苦しみの果てには、苦しみしか生まないし、こんな素敵な日々に意味や理由なんてものは存在しているようで、理由づけられ、あたかも意味があるかのように仕向けられ、買ったり見たりしているだけであるし、聞いたもののほとんどはどうでも良いものであるし、それでどうにかなってしまうなんて、あまりにもクソみたいだし、空疎な自分を癒すための憐憫なんて不必要だし、打算的に参画したものが、そこで継続されるための計画なんかを打ち出す間に朽ち果てるだけに至るし、それは権利なんかを謳い、利権なんかを守るためだけに倒錯するだけに至るし、計画したもののほとんどは崩壊したり閉会したり、計画通りにはいかないけど、その経過を楽しむべきであるし、そこでの苦難などは、苦しみというよりも、悦びに近しいものである、と結ぶマゾヒズム的な末尾に採算なんて合わなくても、そこでどれだけ孤独であっても、自分の行いだけを信じ抜いて、今に真実を突き抜け、溶解した現状と空腹な空間を補完するための存在に終わりを告げ、新たな次元を押し広げるためだけに、この命は永続されるような革命的な身体として、ほつれゆく精神の汚穢を攪拌しては、まどろむ悔恨に消え行くディレイにより掻き乱される幽霊のような気分で遊蕩し続け、海の底でなじむような感覚が延々と遡及されるような愛をロジカルに形成させ続けることだけは終わりなどない。