昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

昇華の教科書

前衛的な命の血筋、論理的なクローンを栽培しながら、しなびた日々に異論をぶつけるだけの機能的な暦がさえずる記憶の数々の偽装を超越して、寂れた心情にうなだれるだけの君の希望が膨脹して、刹那を飲み込むほどに巨大になった熱量により、この宇宙がもう一度爆発して、超然とした意識上に接続される瞬時の裁きに耐え、短絡的な動機により想起されたものが、この物語を占領して、センチメンタリズムなんかに奪取された真理にもとづく永劫をよりよく理解するための教鞭を続け、ずさんなテクノロジーにより、呪われた世代が云々と語り続ける理想郷なんかを捏造するための粘着的な連中が示唆する支配的なウイルスにより、織り込まれる呪いの強度は増していき、語られる物事により、この場とは幽霊や亡霊なんかを利用して、通りにくくさせ、行きにくくさせ、憎むことでしか、その愛を語れないような連中が貪る道理なんかに引きずられていくだけの意識は、少しずつずれていき、異物感をかかえながら、そのブヨブヨな腹をゆらしながら、この場を権力的なもので縛り上げ、締め付けていくほどに決めつけられたものの強度も増し、自らの苦悩を捕食するほどに乖離していく理解から遠ざかり、他者から借りた理由の領土に入ることすら出来ずに、ただ奪われていくだけの自らの領域を傍観することしか出来ずに、誰彼かまわずに入れ込む辺りから、値などは下降し、次々と迫る恐怖に押しつぶされていく。補完されるための命は絶えず悲観的な観点を持ち寄り、互いの同情に引き合うだけで、真実の愛にすら行き着かずに、互いの間をフラフラとさまよう。見窄らしく幼稚な目、健全なメタファーなんてものが目新しいもの情報をうながすスマホの画面で次々と見繕う閉塞的な間暇、この永遠に煩わしく虐げられた日々でのいびつな衝動が迫り、今に浸る物憂げな君が、独善的に遡及させる真理により過負荷に至り、その刹那を爆砕し、あらゆる悲劇を爆発に追いやるために、この存在とは強固になり、誰にも従わずに、自らの過信による愚かさに抑え込まれる前に、この身体を捨て、空間を切り裂いて、永遠や無限などというものをも突き抜けて、超然とした多幸感に至る。