昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

明晰

かじかむ肌の信憑性、難しい言葉を孕んだ君の欠乏感が肥大する曖昧な夜のヨレヨレの感じ、ずぼらなままで悲哀に満ちた今を加工しては、硬化する日常が孕む忌々しい欠如を食べ尽くす弱い君の機械的な伴侶、盲信ばかりを綴るニヒリストたちの虚像や、強要される真理に寄りかかる絶対的な苦しみの荘厳さに蝕まれ、誰かは即座に堕落して、憎しみに満ちた時間から逃れるために、精一杯走り続ける。はだけた感情が真理を突き抜け、倦怠感を巻き込んだ愛が氾濫して、危険水位なんてとうに超えて、そこかしこに現れる時折に悲壮感を漂わせる理念が枯渇させた正義を抽出して、疲憊する思い出が汚れて、軽薄な高尚さが貪る品位により、有用な事実を遂行する君の不機嫌そうな現れから、安易に機械化された私たちの足指や、暗澹としたマインドが離床するまで理性を保ち、たんたんと吐き出すメロディーが一段と確かな音に変わるまでの不機嫌な余韻が印象を安易に書き換えて、簡単な勝利を厭いながら、君の矛盾した主体が孕む愛が永遠性を積み上げ、妄想が闘争を生み、惰性でみちびかれた人々の気配が屈辱を伝え、退廃的なものの効果を続け、傲慢な連中が示唆する答えに抑圧され、よくある対価により予期したものの獲物になり、担う動機が焦燥感に変わり、かかえたものにより押しつぶされる君の盾か皮膚になりたいし、そこで感じるものの痛みから解放するために、私は存在するのであるし、よくある存在理由になんかおさまらずに、宇宙規模で君を愛するかもしれないし、愛さないかもしれないし、内服する義務感が植え付ける正当性なんか蹴り飛ばし、凝り固まるだけの意味から超越して、延々と引き伸ばされる意味からぬけだして、あらゆる悲劇をすなどる無知な君たちの無意味な統制に参加するわけもないから、行方をくらまし、ゆくゆくは君と睦じく詩的な猶予を孕み、子をたくさん産む。