昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

私たちの勝利

熱暴走を繰り返す頭、暗澹とした母たちのフラクタルな殻、肯定し続ける先に現れる批判的なモデルを蹴散らし、ケジラミやアルファやマインドを低劣に規範化させ、乱立する普遍性を不衛生に保とうとする歴史に擦り寄る権力の愚行や源流を淘汰し、現れる力には表すための位置からの点や線が必要だ、と語るヴィトゲンシュタインの主体性による号哭やらがひしめき、貧相な彼女の身体からは、蚊の大群や、ジュピターの渦や、暴れるアルゴリズムや、数多のサイクルや、人生の終わりなとが折り重なり、やがてそれを現実などと呼び覚ますような預言者などがカルトを生み出し、人々は簡単に騙され、還元されるための率やイコールなんかに変わり、吐き出される数字とは、誰かの不幸せと隣り合わせで、都会では、誰かが息絶えることにより生き延びた幸せを、幸せと呼ぶらしく、もっともらしい答えを従え、誰かを虐げるための教養や教育により、ゆがんだ子供たちが次々と生産され、そこからの脱領土化し、生産的なサクリファイスを生み出し続ける商人たちや、消費者として終えるよりも、芸術的な昇華を続け、詩的に生き、ただ生きていることを批判的に乗り越え、弁証法が与える善悪の軋轢から飛び立ち、永遠性が生み出す責任転嫁や、妬み嫉みなどを跳ね除け、自由自在に世界を塗り替え、二度と同じ色などは現れないことを目的に、自らが恍惚としたものを生み出し続けることを、生産的なものだ、と位置付けるだけの惰性な支配をも超越し、ただどこにもとどまらないような意思や意識の自由さを、はじめて自由と呼ぶことにすることすら、超越する。