昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

猥雑

世界の分断は進み、すべてはすぐさまその場で崩れ去る。加担した君も淡々と苦しみを引き伸ばし、罵声を浴び、憂鬱に鎮座しながら、しなびた意識が運命を否定し、敏感な理想が理性もなく加速し、制限もなく走り回る。優しいと言われましても、本当の優しさとは何なのだろう?という考えを弁証法的に昇華させ、詩的なものに死に追いやられてしまう前に、試験的なものの赤子を育てて、体たらくな日々ではあるが、不羈磊落で居る。徒らに季節をかいつまむ先々で、戒律なんかがうるさく付き纏うから、そのような戒律を超越し、ニセモノのミニマリズムなんかが静謐に迫るから、胡散臭い明日とリンクし続けるための惰性な精神が昇華するための巧妙な嘘が擬態化した彼女との似非恋愛体験による感染経路に戸惑いながら、もう誰とも接触できなくても、ただ自らの喜びを察知し、強要されるだけの日々に別れを告げて、たちまちにアイロニーが生まれ、寒々とした形式を奪い合うための屈折した意味を敷衍させては、大義名分なんかを騙るだけの急速的で惰性な性質でもって、今を抑圧することだけに専念するような退屈な対価がもたらす脅迫的なものに迫害されるだけの幼稚な論理に反して、ただあふれる思いを宥めては、退嬰的な者が関与する幸せなんかに蝕まれたくもないし、ないがしろにした今に過信し、進化を恐れるばかりで何ももたらさないものに反し、自らの喜びを見出す。