昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

禁忌

過激な理想を抱え込んだまま潰えた命、エタノールの香りにより嫌いな世界から逸脱し、堕落しても尚、エビデンスがどうとか、道徳がどうとか、そこで同化し、おんなじように生きろだ、なんだと鬱陶しく迫るものに反し、全部の結末を残らず捕食し、凡庸な価値が促す退屈な顛末の少しの光も見過ごさずにすぐさま昇華できるように、とこの世界の質感を確かめるしたたかな君のエゴが限界を超えて、さまざまな思いを嗜む大きな口が、誰もの不安を食べ尽くして、屈折した因果から毛が生えて、あたかもすべては生きているかのようだ、と占う君の完結な常日頃に極彩色の感情が舞い、健やかに記憶を嗜み、未熟ながらも君を包む手の中で大切に育てられていく思いが証拠も残さずに高尚なものをたずさえ、延々と息苦しい日々を調和し、長じる所以や此処で思考するものが折り込むものに抑圧され、漂う意識がいいわけがましく加算させる物事を統合するために投影されるものにより、見えにくくなってしまうようなしあわせなどは、どれもしあわせなどではなく、まやかしであるに過ぎず、あらゆる欠乏を検知し、わずらわしい思いの中で不確かなものを演じながら、長らくに備わる苦痛により妨げられる忘我により、後悔などを促し、長らくの痛みが囀る辺りから値や曖昧な今が凡庸に引き延ばす未来が嫌いにならないように、と有する価値が家畜化し、価値観に隷属する正義が勘違いを至り、ほどこしを受けるために誰かを脅し、強要する辺りから、枢要なものは損なわれ、禁忌などを謳い、誰もが触れにくくなり、すべては塞ぎ込み、そのまま衰退していくだけに至る文化のはざまで限界などを促す義務的な言葉や、事務的なものにたらい回しにされる日々から解き放たれ、はびこる悪意を成立させるバビロンの限界を謳う左翼的な鬱積や、紆余曲折し、仰々しく積み上げられたナショナリズムによりオーガズムに至るような差別的な偏りに侮蔑されても尚、ここで居心地良く過ごすために乖離し、理解からは程遠い場所で、何も守らずに、ぬくぬくと育つのも君の良いところである。