昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

昨日の保身ばかりを食べる欲望の滓、思い出を吐瀉しながら、散漫な景色を仰いでは、ふくよかな場面で酩酊を繰り返す。行為に攻め入るセンチメンタルな肖像、高次に至らぬ恋とは所詮は終わるためだけにためらわずに誰かを裏切ってばかりいるし、所詮は愛するまでに至らずに今に消費されるばかりである、と嘆く思春期的な哲学のミサイルが眠れぬ夜に降り、眠れない、ということを認識すればするほどに睡眠から遠ざかり覚醒していく、という結末が体系化され、経過していくほどに眠りとは癒すものではなく、卑しいもののように感じられ、今に監禁され、眠ることから遠ざかる。そのような認識による強固な狂気に至るまでの距離の中で現れる苦痛に服従し続けているようでは、何かに似たようなものを演じているだけで、見返りばかりを求め、似たようなものに捕食されるばかりであるし、身体はひとつしかないのにもかかわらず、ただ煩わしくむすばれるものどもの狂気に飲み込まれ、境域を損ない、そこで越権するに至らずに、絶えず襲いかかる苦しみの虜になり、そこで咎められるだけに至る過ちが病に変わり、今に身動きすらとられなくなる。馴れ合いは愛を深めるか?と機械で出来た汎神論を攪拌した神の脳内で受胎した物事が降り続く。偽装された真理に基づく正解などが過ちを加速させ、意識に枷を嵌め、世界性を狭めては、正義などを騙り、対価を求めてばかりいるし、分け合うというよりも、分かち合えるまで続く無償の日々の中で過信ばかりが過激な理想を掲げ、今を押さえつけたり攻撃したりするから、もう辞めるべきだ、と告げ、主義や思想を超えたあたりから、あらゆる意味や罪を乗り越え、新たな意味を紡ぐ。同調圧力で出来た外から見れば美しい国、肉肉しい失言をたずさえ勃興する真偽がさまよう。