昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

超克する鳥

消費されるだけの関連性、恒常的な悔悟が連動し、動詞や動機などが何度も複製される世界の嗚咽、結末を漁る移動を続けるムジナ、本能的な陰りが青白く輝き、異質な存在が投げかける神威や本質、そこで収まるための感情が想起するやましさがさんざめき、意識に合併症を生み、惨憺たる者を雇用し続ける星々、理論的なものにより混沌とし、歪なものをたずさえ、散漫な道理が伝えるエゴや、そこかしこで陶酔を繰り返し、くたばるだけの今を睨みつけ、喪失感により垂涎する悪魔、あてがわれた優越感にのさばるものや、妄想を続け懈怠するだけの面影の中では健気な君の様子や、衰亡するだけの国家や人類や世界などと和解すらしたくない、と謳う連中が従えるものや、支配的なものに寄りかかるだけの結末が唾棄するものを拾い集め、それを大切そうに抱きしめている日々の中での芝居を続け、気配に攪拌されるものが伝える幼稚な価値なんかをたずさえ、現れた罪の中でしか存在しないような私たちのつたない策略なんかが加速し、加算される今にもすべては過去になってしまうし、そこで縛られるだけに至るような慣性から逃れ、重力に反する。