昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

多角的な雪

永続する罪を踏み台にする連帯感、恒久的に生きる猫と戯れ、寄贈される面影などが制限もなく敷衍し、咽び泣く君の心情には、莫大な胃酸のようなものが降り注ぎ、単葉に乗り、何かを復元する宇宙の端くれでは、多角的な理由を再起動し、ろくでもない日々に落雷を落としたり、磊落に世界を愛たり、狂った頭で理不尽な日々を釣り上げたりしながら、悲惨なゲノムが攪拌され、やがて愛のようなものに眩暈したりして、卑屈な冬に震える彼女の朝が濃淡を失い、白痴な余罪がひけらかす散漫な動機などに手なずけられる前な、のめり込むものを見つけるべきだよ、と促す君の声も震えているし、増えるものばかりだし、惰性で生き抜いたことに与えられる証なんて不必要だし、すべては面倒ではあるが、何か関わることに拘ってばかりいるし、歪に収縮していく思い出と和解すらできないし、ただ若いだけではいけないよ、と促す奴こそ嫉妬に狂っているだけのルサンチマンであるし、求めることにこそ自由はあるとか、馬鹿げたことにカタルシスを求めるような奴らが席巻する今に悪意は底なしの様子であるし、用無しであるとか、有すれば闇に落ちるだとか、陥るほどに、程よく乖離して、理解の届かないところに堕ちてしまえるだとか、と謳うペシミストがストーンとしている合間にひれ伏すことなどしたくもないし、何もしたくもないことに従いたくもないし、屈折しているようで、そこまで歪んでいるわけでもないし、そこで隔てられるだけの日々の中で語られるものなどに、本質や真実なんてものはほとんどなくて、そこで補填されたり、補正されたりするものの中で縋るものなどに駆逐されるだけの異物感に耐えられないから、と簡単に消費される身体がフラクタルになりながら、馴れ合うことに違和感を感じるし、そこで膠着する君は、不自然な様子を抱え込んだまま、困難に立ち向かうことを辞めて、ただ不感症な今を怠惰なままに食しながら、ただ促されるものを否定し、自分の思うことすら批判的に乗り越える。