昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

悦楽

塵芥に塗れた朝の森、倫理観も潰えたエタノールで粛清された街、あらゆるものが豊かさを根治するためにフォーマットされるゲーム、痺れた大脳に刺激的な未来を突き刺して、恋人たちが踊る懐かしい日々に濡れ衣を着させれ、与えられる連帯感により現れる対価により、簡単に加担し、あたかも正しいもののように勘違いする。応用される物事から逃げ出して、誰とも結ばれずに遠のく歪な感情の中で蔓延る確かな憎悪が腐敗した結末を生み出し、奪われるだけの事実が食い込み、均等なものなど即座に消え去り、些細な出来事がデータ化され、加算される原理や限界を生み出すほどに騙し合う人々が備蓄する意味の中で果たすべきことなんて、そんなにはなくて、そこで損得感情を続け、つたない動機が憧憬を続け、倦怠感をまき散らし、毎晩に充当される出来事に統合され、光景に鎮座する神のような自分から解き放たれ、蔑ろにし続ける思いの中で加担する醜い面影が加速しては、ここでの動機をハッキングするだけの堕落した俯瞰から空間とは濁り、観点を失い、謳われる物事に統制される人々が卑劣なものを掲げ、かき乱される思いが派生させる憎しみが体系化され、軽薄に積み上げれた普遍性により妨げられ、健気なものすらなくなった辺りから氾濫していく動機がいななき、異物感を抱えた一切に駆逐された私の域から存在のはしたなさを加速させ、宇宙の規律や調和を無視して、超越だけをめざして、酩酊し続ける深夜の企みのようなものから抜け出し、生臭い朝を越えて、乱立する正義に蝕まれないように、危うい今が制限を与え、手当たり次第に屠り続けるだけの権力的な構図を破砕するためだけに、生き長らえて来たの、だと語る革命的な語り口から解き放たれ、果たすべきものなどはそんなになくて、ただ与えられるものにすら従わずに逃げ惑う。乱立する終幕、老幼が遊ぶ記念日、燃え盛る十字路、青年たちは孤独なままに、自身の子供っぽさにしがみつきながら、ミミズ腫れしたネガティブな滑り台を何度も滑りながら、らんらんとした目で観点をにらみつけ、どれも真実ではないから、と音階をよじ登る。