昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

軽薄な衝動

生産的な朝に採算を合わせる人々のエゴが備蓄したものを少しづつつまみながら延命する日々、迎合するものに加担し、簡単な道理を謳うだけの連中が示す無神経な尺度や秩序がチクチクと痛む身体、ランダムな意味と絡まる記号と刹那、デリカシーもなく迫る窮屈な君が孕む曖昧な愛が膣の中でデリートされ、散々な現状を充填するための君の悲しみに詰め寄る余韻が陰鬱な焦土を生み出し、憚る罪が供血され、持て余す今により抑圧される君の中で責任なんかが現れ、もやもやとする心の中にもたらされる意味とは、所詮は今をだましだましに消費させるための正しさなどを押し付け、形式的なものが及ぼすものを擁護し、自らの保身のためだけに動く私利私欲などが初期化する忌々しい現実、相互互換的な関連性の中での恋愛などが果たす義務についてを述べる饒舌な節度、説明書を燃やして何も分からぬままに啜る激動と雨、損傷した贖いやらが狭める擁立されるだけの歪な真理、求め合うほどにへりくだる私の強度、有象無象なものがうろつく落伍者たちの街、怠慢な日々に運ばれる僅かな栄養だけで生活を送ることを幸せなことのように崇めているようでは、自分を眺めるばかりであり、他者のように感じられてしまう自分との均衡が保てずに自分を放棄して、乖離するままに通り雨に打たれ、奪われるだけの日々が挫折感を蓄え、整合性や正論が迫る刹那に接続される観念が捻出される今から跳躍して、何の約束も守らずに、瞬く間に消費される日々に蔓延るものを登りながら、誰も見たことがないものを見たいだけなのである。