昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

うろつく落伍者

行方知れず思いがぶつかるまにまに迫るアイロニー、瞬時にまさぐる面影もわからないままに、ただよう意識は有する価値の狭間で退屈なものを取り上げる利己的な情報を常用する罪深い者達が云々と、司る意味の中で退廃的な呪詛にリンクし、退屈な理屈を捏ねるばかりの連中が示唆するものが継続させる罪の中でしか働きを続けるものに寄りかかり、君を拘束して、縛られていく罪の中で閉塞感を感じるほどに、善と悪や、完全性なんかを謳う奴らの異物感に気付き、些細な罪の中で屠られるだけに至るまでの軌道や重力や、数多の気配を攪拌し、継続する罪の海をただよい、退廃的な論理が携える理想や自由に囚われる途端に現れる窮屈な答えに書き換えられる答えにより生まれる憎しみと、絶えず現れる苦しみとの乖離に苦しむ君を理解することすら諦め、あらゆる力学の中で凡庸なものに捕まり、曖昧な今に嵩張る動機が加算されるほどにくたびれていく形式や、歪な意味の狭間で怠惰な理想を積み上げ、つたない理想の中で機械的になる心情が殺伐としながら、しなびた意味に近似していく君の気配が蓄える悠長な日々の中で偽装される物事が高揚し、ことごとくにつながる運命に唸り、羽化する瞬間に循環することごとくから飛び立ち、統合されたり盗用されたり投与されたりしながら、しなびた論理に水や栄養を与えながら、たゆまぬように陽気に過ごしたり、意気揚々と何にもすがらずに、拘泥せずに、肯定し続ける間に規則なんか不必要だと促し、奪われるだけの日々なんてすぐさま捨て去り、衰退するだけの世界や社会なんてものから切り離され、広大な宇宙空間で物質として過ごし、記号なんてものに囚われずに、姿を変え、ひとつのものに囚われない限りは、分裂し続け、ひとりに拘らずに、すべてのものを自分のもののように、あるいは、すべてのものは、自分以外のもののように感じる暇もなく、ものすごい速さで、この全体という襞に包まれ、浮遊し続ける。それが生きているということであるし、たとえ死に絶えたとしても継続され、時間という一見終わりのないようなものに囚われずに、一斉に飛び立ち、もう捕まらないようにする。