昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

次元を乗り越えた先

脳を加速させ、世界という足枷を外す。倫理観など、どこにもないのに、信じさせられているものを鵜呑みにするだけでは、堕落するだけである。復讐を司る幼稚な神から逃れ、形跡すら残さずに、脳裏で羽化する記号や、孕んだ愛がランダムに消費され、その場で逍遥を繰り返す幼稚な理念や、捻出され続ける大切な資源や、数多の思念が流動し、本質や真実を握り潰すアイロニカルな隙間に、色彩すら失い、ただ奪われる感情の足跡を追い続ける辺りから、理解などは損なわれ、問題から乖離していくだけの苦悩やらを踏みつけたり、腐敗していくだけの真理の行く末や、有限であることを放棄して、この超然とした宇宙と同等であることにより、もがく隙間から引き裂かれていくだけの精神が用いる悔悟や、そこで互換され、体系化した意識が孕む陰鬱な世界に迫る論理的な思考が打ち出す鬱鬱とした証拠を手なずけ、主体性が備蓄する可能性や、確かなものが制限もなく現れては、抵抗を続ける私の成否に基づく答えが迎合される前に用いられた罪を引き剥がし、自らの正しさが用いる答えだけを正しいもののように崇めることもしないで、支配される前に、芝居なんかは辞めて、痩せ細った今に迫るラディカルな焦燥感や、簡易性の償いが往復し、安易な正解をもたらす前に、蓄積したチンケな苦悩を飛び越えるための軽やかな足を携え、利便性を謳い、怠惰になるための制限から抜け出す。祭壇に祀られ、あたかも崇高で枢要なもののようにして崇めらているものなどに価値はなく、ただ崇めるという行為に重要性があり、そこで制限を生み出すだけの他愛ない主観が溺れている罪が仰々しく神を語るころには、すべてはケミカルなものに変わり、物神として崇められていた、ただ形あるものの終わりや汚穢を謳うバンダリズムが改ざんする犠牲的な正義こそを超越して、無惨な終わりにさんざめく異音や、印象から歯止めもなく現れる退屈な差異やらをためらいもなく無視して進む。