昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

統べる手

執着する人々が粘着する退屈な日々、ヒリヒリした日常に搬入される病んだ人々の記号、爛々とした目で憎しみをかいつばみながら、濫觴する動機が均等な位置を妨げる連中を飲み込み、無機質な浄土を統べる王として、混淆する意識が絶えず代替えされる日常を独占しながら、しなびた意識が補完する退屈な幽遠を捕食し、あたかも幽霊みたいに過ごすのです、と短絡的な補強を続ける悪魔みたいな人々の憐れみにより、蓄積される苦悩が、昨日に恐怖を呼び覚まし、慢性的な痛みで自らを屠るような間柄に、群像はチグハグになり、もたらされる苦しみにより、どんどんと増していく思いが凶暴になり、担う意味や、退屈な意思を串刺しにして、それをバクバクと食べるような人間になるための教育を施され、縫合される結末が食い込むあたりから、あらゆる憎しみは増幅して、復讐することが正義である、と語られるような制御不能な正義の中でしか、正しいことが語られなくなったから、この世は狂ったなど、と促す詐欺師にはなりたくもないし、馴れ合いたくもないし、退屈な常識になんか関わって、体制的な猿になんてなりたくもないし、同調圧力に屈し、もたらされる答えを鵜呑みにし、シンパシーが云々と、もっともな答えの中で恒久的な苦しみを繁栄させるための闘争から敷衍していく意識的な汚穢の飛沫が飛び交い、瞬く間に最悪な状況になるような間柄から、本当に大切なものなんて、すぐさまもつれ、もともとの意味を破壊して、快適なものを踏み躙るために、絶えず闘争を生み出して、今を踏み台にして、負担ばかりを与えるだけの凡庸な国家の骨格なんて、カルシウムも足りないからスカスカであるし、清々しく嘘つくし、歯も汚れてるし、利用価値ばかりを品定めされるし、冷静になればなるほど、異常なことばかりであるし、そこには現実味すらないし、伝わった道徳により尊さを謳い、疑うは敵だ、と促すような見えない連中の敵愾心に煽られ、何に怒っているかすら分からなくなってしまうばかり。