昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

宇宙の襞

思い出の阻害物、物質的な猶予を孕んだ宇宙の母、窮理に迫る理論的な騒々しさ、とそこかしこで示唆されるものに支配され、輪唱される神話に飛びかかる猫、消費的な帰巣本能により朽ち果てる鳥たちの荘厳とした狂気、利己的な彼女たちのカリキュラムや、均等な意味から生まれたカニバリズムや、干渉するほどに補完されていく悪意のようなものや、永遠の陰影や、インタラクティブな君たちの保護により、私たちは苦しむべきだ、と教え込まされ、ここで生活するためには、清潔であり、清廉潔白であるべきだ、と押さえつけてきた教育により刷り込まれた概念や、洗脳するためのプロパガンダにより、信じるべき自己すら見失い、ここで考えていることすら、誰かに擁護されるために、あるいは、そこでの偏りを隠すために、あらゆる悲劇や品行方正や、被益するたむにうそぶき擦り寄る形や、エゴイストたる君が座る人間の椅子や、電子的な予感や、余暇に現れる復元され、複製され続けるだけの自由や、教養を謳うアニミズムにより、霊感をうそぶく君の戦略なんかが、自己犠牲を用いて、誰かを引き裂くころ、苦しむことは良いことだ、と促すキリングフィールド、空間的な悪寒を抑えるために眠りにつくヒグマや、悲観的な教祖どもが促す世界の終わりや、競合するほどに置いていかれるほどに露わになるアタラクシアや、働くことにより屈折していく社会や、家族間に覆い被さる薄気味悪い平穏や、オーガズムやアニマや、腐った豆腐やらを封筒に詰め込んで、混濁する意識に愛が咲いたら、また再会しようだとか、あらゆる繰り返しにより、なあなあになる実態や、約束なんて守りたくもないし、ここで摩耗していく意識は、言い訳がましく、いつだって付き纏う不安の道具のままだし、出し抜くことばかりを考え、安易な答えを追い求め、判断を誤ってばかりいるし、馬鹿にされるばかりだし、現実味もなくなり、そこはかとない今に差し向けられた喜びのようなもので、すぐさま苦しみなどケロっとして忘れてしまい、あてがわれた不安に騙されないように、と半壊した意識が、なんとかやんごとなき事情が云々とうそぶく。