昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

傲然

蓄積する苦悩が痛む午後、あいまいな季節を踏み締め、能動的に発芽する所以がつたない物事を捕食し、自らの栄養に変わるまでの軌跡を追いかけ、かけがえのないものに圧縮される論理が平たくなるまで、延々と圧搾される際限ない言葉、不機嫌そうな遭難者や、行方不明になった意識が交互し、貪婪な結末に引き摺られていく新たな集約、約束なんてものはすぐさま破り、捨てられた意味や、そこで廃れるだけに至ることごとくが健気に孵化し、新たな生命が生まれるあいだに、あらがう時折、慟哭を繰り返す猫たち、翻す今から何も思い返すこともないように、と言葉の隅々にまで浸透する真理に擦り寄る意味から乖離し、理解をも飛び越えたあたりから、あらゆる概念を超越する。余白に住まうウサギ、乱立する意味に包まれ、悠遠に引き伸ばされていく理想郷、深淵に住まう敵意との対立を続ける。憎しみばかりを溜め込んで、混濁する意識の濁流に飲まれ、精神回路を破壊してまで熟考する間に現れる愛に守られ、あらゆる空腹を癒すために、散り散りになる面影の刹那、和む動機や、濁る道理、倦怠感や倦怠期を超えて、あらわになる真実や、消費的なカゴの中で安値で売られる末路、切羽詰まり、適応することもできずに、地獄に住まう確率の中で確約されるものなどに左右されずに、無差別に愛して、すべてを放棄する。