昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

加速

泣き叫ぶ夏、幼稚な君が破壊した希望、狂気の沙汰を攪拌して、無神経な鈍磨な君と日々を覚醒させ、ご満悦そうな神の気配、排斥される欲望を戯画にして、ノスタルジアに帰還する木々たちが加速させる超自然的なアノミー、屈折し紊乱な衝動がかき乱す先々、反する先では燦々とした太陽が出迎えてくれて、抑え切れない衝動がやがて意味を見つけて、満たされない君を瞬時に癒して、卑しくてままならないものが、人間であるし、憎しみばかりを煩わしく攪拌して、健気な者の大事なものを奪うばかりのやり方には嫌気はさすが、それこそが人間らしくもあり、今に異物感をかかえ、物質的な何かが憎らしく頂戴する奴らの演技が綴る悲劇的なもの、陰鬱な瘴気、埋もれてしまった悲しみ、ぶっきらぼうな求刑、その場で逸れてしまったことにより増していく狂気よりも、ただただ昇華を続け、自らの高尚さにより毛繕いをし、身にまとうものを簡単に捨て去るよりも、身の回りのものをなるべく愛し、単に愛したふりをするよりも自然体で、自分勝手ながら、倫理観なんかに騙されずに、物事の本質すら謗り、たぶらかしたり、そっけなくしたり、したり顔で利益なんかを求めたり、何か足りないな、と泣いたりしながら、促されるものを、そのままに受け取り過ぎで、太ったり、不特定多数の者を愛したり、いつも互いを尊重できずに、小さな世界で小さないざこざが、見境なく奪い破壊するための戦争に転移していく癌たる人類が云々と、誰かや何かに責任転嫁し、自らの憎しみの拠り所なんかを求めて、用いられる悲しみや憎しみに染み入る季節的な汚穢や敵愾心や、抵抗するほどに、帝国主義的なものが支配を加速して、次々に襲い掛かる情報に占領され、何が正しいのかなんてものは、すぐさま誰かの偏りに寄りかかり、示されるものから締め出されないように、誰かに良い顔をして、自分の意見なんてすぐさま失ってしまう。くたびれた犬、風に揺らぐ稲と、終末論者がつきまとう緩やかなカーブ、彼方で輪唱する神話や、忘れた頃にやってくる意識的な汚泥や、論理的な敗者として君臨している歪な君の証拠や、国籍すら捨てて、廃れるだけの日々の中で、消費されるためのものが、途端に複製されて、今に猥雑な侵食を繰り返し、供犠として捧げられる無知と報いの中で、祝福されるものが、短絡的に崇められる。