昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

元凶

私の手から離れれば、それはもう思い出す必要もなく、歪んだ思想は、間違ったものを生み出し、見境なく誰彼構わずに傷つけるし、他者を道具にしている偶像崇拝の連中が示唆する苦しみなどは、所詮は、誰かの足を引っ張り、自分の元へと引きずり込もうとするための、独善的な言葉や愛を用いて、君の純粋さを引き裂くような正義が打倒としている悪などは、正義を建前に、あらゆる暴挙を果たすための、神や紙幣や貨幣や価値なのだ、と謳うマルクスを尻目に、杜撰な太陽が、潰瘍なんかに苦しみながら悶えては、手懐けられる先では、行き先すら見当たらないから、行き当たりばったりに、ぶつかったりしながら、誰かを恨んでは、自らを貶めている。自然には、善も悪もなく、ただ生きるために食い、押し流し、ためらうことなく破壊したり生み出したり、踏み台にしたりと、回転していく日々の中で制限を加えるだけの間柄、醜い鳥たちが謳う価値観のまやかしから解き放たれ、その場ですぐさま愛は弾けて、ていたらくな時間すらもすぐさまそこかしこで可視化されては損なわれ、そこでの行いや、そこまでの形跡や、経過していくものに応じるすべての不潔さや、不衛生さに苦しみながら、途端に現れるアイロニーや、大量に消費するために複製されたものに引き寄せられ、自らを世界の外に追いやり、横暴な主観から現れる窮屈な理想が独裁的な体系を生み出し、くたばるだけの可能性に制御不能になる君たちの馴れ合いにより生み出された醜い価値がカタストロフに至り、浸る君は、横柄なままに、世界の主張を拒み、破壊的な意思により、幾重にも絡まる窮境から逃れるためだけに、大切なものを損ない続け、迎撃されるべき罪の催しに参加するよりも、早々と、この命を消費し、誰にも捕まえられないようにする。