昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

自由

明日は晴れるさ、と産声を上げる赤子の中で肥大化し続ける宇宙の中での波紋、理論的な羽根を広げては、妬ましい瞬間に希望を持ってまでして、生きたいとは、何ぞや?と失った心配を、また手繰り寄せる人々の不安定な構図に理性もなく愛された記憶でさえ、些細な動機をクラッシュさせ、採算合わせるために雨に濡れる野良犬のような気持ちで、憤怒を続ける機嫌の悪そうな母のような気持ちで、無知な故に世界を恨むのか、と加算される原理の中でゲリラ化するルードボーイたちの群れ、輪唱される言葉が加速して、世界から解き放たれ、ただ笑い飛ばせたば勝ちなのだ、とロッカーズたちが走り回るカフェの周りでの終焉、奇跡的な花の中で懐古主義に浸るだけの老獪な連中が支配した地球なんて捨てて、月に旅立った彼女たちの軌跡、迎合されるものに立ち寄る暇はないから、無くしたものは、無くしたままにして、ままならぬ今から加速していく面影の深さや、そこに仕るものから乖離して、理解なんざ、漂う意識を吸い込み、悦に浸っているだけなのだから、誰かの気分により、慢心に至ったり、徒に消費されていくだけの昨日に摩擦され、些細な激情に住まいを移し、誰彼構わずに傷つけ合うための主観におとずれる気配には、背景すらないから、そのまま老いるだけに至るのか、と関わるほどに託つ今の奴隷になってしまうだけに至るのか、と加算される原因が多義なんかを抱えては、偏るだけに至る思想に隷属し、我を忘れて批判しているだけの人々の罵声、達成感もないから、殻にこもり、陸地を放棄し、海に帰る君たち、そそくさと逃げ惑う後先、などなど、退屈な普遍性と大衆が斡旋する無秩序な闇、有する形の中でしか、涅槃とは生まれないから、と正気を捨てた神と私との距離、去勢された権利や権威が語る正解により麻痺した社会に寄りかかる人工的な虚言、落胆する主体性と聖骸布に巻き付けられた錆びた身体、濫觴する神話を皮膚に彫りつけ、けたたましく叫ぶ衝動により納棺された人々の怨念、清潔な生活感を破棄してまで微睡む夜の心音。