昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

抵抗性

轟々うなる風との対話、優しく突き抜ける紫外線、原始的な核融合を終え、卑劣なギターが鳴る理念的な早熟さを、たぎらせる少年、現時点からあふれる青春の脆弱性、夢やまぼろしのような恋の汚穢とは、吹き出物のようだね、とカタルシスに至る老婆の秘薬、奇跡的な回路を泳ぐ崇高な瞬間から現れる君の不機嫌さに妨げられるまでの末路、角膜であぐらをかく埃、理性的な会話なんてものは、ケミカルなものにより、腐臭をただよわせるのだ、と惰性な君の日々にはびこる歪な罪や意味の中で、枷に変わる物事に追従したくもないし、退嬰的な人々の禁忌なんかを食い破り、機械的なものや、機関的なものなどに服従しないで、支配的な者どもの、理不尽な視点から逃れ、詩的な号哭を繰り返し、弾むような愛のみずみずしさが、リズミカルな逃避行へと誘い、透過していく現時点から、元素記号なんかを食い散らし、くたばる前に何も気にせずに、飢渇するだけの忌々しい今に迫る制限などが示す理などは、今を批判的に乗り越え、鞍替えするだけの宦官どもが謳う物事に平伏す必要もなければ、悲観する必要もなく、卑屈になる必要もなく、いくつになっても、わがままに迫る歪な真理を蹴散らす。

 


曖昧な資産価値を謳う屍たちが纏う理想などが、至極退屈であった幼少期から加速して来た世代間の恍惚、欠陥品を謳うだけの、学歴主義の瓦礫から這い出し、はびこる悪意が通行し続ける先々で対立を続けるだけの、ニセモノの達成感が迫る窮屈な日々の嚮導を執り行う教祖たちが、君を補完するために謳うドグマ、エントロピーや、エンドロールや、その他諸々の畏怖にからまるかけがえのない日々への飛翔、寛容であるということを知らないやってもらって当たり前だ、と思うだけの、堕落した連中が支配するだけの、普遍的な汚物を遠ざけ、たったひとりでも、笑い飛ばすような強靭さ。