昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

生まれる

真理すらも破棄して、画期的な意思をたずさえ、世界を練り歩き、機械的な論争に関わるほどに、わずらわしいものに占領され、理論的な刹那に覆いかぶさる杜撰な結論や、結合される数多の欠如に訪れる意味合いが不潔に迫り、狭まる退屈な意味にすなどられるだけの私たちの忌々しい結末に接合されていく問題が休みなく加速して、悔悟を溜め込むだけの異物感や、歪な真実にかさばるエゴや、傲岸不遜な連中が示唆する気配から解脱して、今をむさぼるだけの君たちが束縛する季節から逃避して、投与される異次元、現前にうなだれる誰かの背中をさする巨大な手のようになりたい、と宦官どもを打ち砕くために、培ったものをたずさえ、物語を加速させていく今から逃避して、真実なんてものは、伸縮性がある絵画のようだ、と語り明かしたあの日の午後、迫る鮮血のような夕陽の鬱鬱とした散華、現行を拒絶した哲学者のネコが横たわる廊下、肉厚な本の上でおどる蜘蛛、ノコギリの音が何重にも重なる美しい孤独、現前とは、たちまちに消失と消滅を繰り返すことで訪れる喪失感に耐え抜くことである、と涙ながらに語るあなたのサイボーグの手、愚生の最中、定めもなく回すハンドル、あらゆる荘厳な揺籠での等閑、重なる記憶の中で息継ぎすることも忘れ、わずらわしい結末に生じる些細な出来事の繰り返しの中でノスタルジーに酔いしれるだけの人々、無様な可能世界から飛び出して、時間論の外でログアウトして、老後が云々とうなだれる前に、うだつが上がらない現状を押し上げるために、はつらつと生きては、諦めることはしないで、偏りばかりを示す弊害により、取り憑かれたかのように暴れ狂うバビロンでの終末論が加速して、生きた化石のような連中が加工する陰鬱な結末に迫る制限や、悩ましい思いの中で果たすべきものなどから飛び立ち、誰の言うことも聞かないようにする。