昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

夜の襞

茫漠たる終わりを吐き出す鳥、記憶装置としての子猫との融合を終えた君が放つメタファー、憎しみが成就する時、君の魂も死ぬだろうし、言い訳がましくつきまとう日常に責めいられ、画面の中に住まう神を崇めたり、命じられるままに遂行する罪の道具になり、偶像に住まう者を羨んだりしながら、痺れる大脳から破裂していくジレンマが肥大し、悲観的な奴らの貧相な君の知恵を盗むパラボラアンテナ、加速する宇宙の代理母たる猫は雨に濡れ、妬ましい季節を捕食するカラスの群れは、太陽光により、すぐさま塵と化して、輝ける命を収容する菩薩の胸の中で眠り、復原される現時点の神などは、所詮は、人間が作り出した偶然に過ぎず、そこでは、償いなどを求めては、満たされない、と云々語りかける資本主義的な無制限な欲が無尽蔵に広がり、独善的な連中が支配する宗教的な胡散臭さに吐き気をもよおし、誰かもわからぬような顔すらない連中に、押し付けられた神が与える語弊や弊害に、冷めた記憶に迫る疾しさや、悩ましさに、疲憊していく脳内に訪れる、ニセモノの苦しみ、怪我人たちの無謬性や、分断された核家族的な軽薄な計画により奪われた愛や、ふれあうほどに増していく憎しみの虜になり、腐敗と不羈に帰結していく臓物を食い荒らすカラスの鳴き声により、等価交換されるべき愛が、すぐさまどちらかに偏り、どっちつかずに、汚濁の中に沈み込んでしまうだけに至るような身体という住まいから解き放たれ、はびこる悪意が漁る過程が窮屈な差異などを用いては、手懐けられるだけの体系化された意思の中で、せめぎ合うものなどが、論難などを持ち込んでは、引き寄せられる苦しみの道具や、偶像のやかましさに耐えきれずに、ずっと無知なままに、今に引き裂かれ、自らが生み出す欺瞞や不満足に苦しんでばかりいる。