昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

胸骨を舐る愛

ネコの爪とぎにより、ボロボロになった大木の皮、怠惰だから、と現状を笑い飛ばす爽やかな風、機械的な気配により集光装置を役目を果たす巨大な背中、セスナ機がばら撒くスーパーのチラシ、陰惨な夏の結合体である私と単細胞生物の骸、ビブラートで鳴く鼻笛と恒常的な恋の持続のための計算式により、疲れと力との関係性を示し、倦怠期を乗り越える画期的な答えを破壊するために生まれたような、君のシャンプーの香りが、ロマンスを運び、備蓄した苦悩が能動的に摘む腹の肉と汗、世界との枷を解くために、今まで生きながらえて来たのだ、と嘯く私の刹那を包む和菓子の包み紙を作り続けて、数十年のダウン症の子と仲良くなって、裂けた時代から溢れる蜜月をひるがえすために、愛の奴隷になった、君の緩慢な作用により和む主観や、はびこる罪の爪痕をなぞる神の気配、均等な位置からは、同じような力の働きを加えては、わずらわしい命を刷新し、機能的な終わりにより凍えている小動物たちのために、インフラ整備を続ける主治医たちや、村の役人やら、蝶やら、ネズミなんかが踊る夏祭り、鱗粉を撒き散らす蛾の親子、日焼けした肌をひけらかすお嬢様集団や、儀式的な景観を整えるために、たずさえるアイロニーが利便性を保つため、君を傷つけているらしい、と聴こえて来たから、こんなに老いた後でも、愛とは、火を絶やさずに出来るのか、と葛藤するあたりから、あらゆる理性を吐瀉を繰り返し、ソーシャルネットの中で加速する意識的な汚穢がひけらかす獰猛なモードから逃げ去り、三千世界でおどりあかすことで、待っている土埃や、ボロボロになった裾を眺めては、一日を終えるラスタマンがレストアしたバイクで走り回り、もう誰の言うことも聞かないようにする。