もう隔てるものが無ければ、エンディングまでもう少しだ、と嘯く主人公を尻目に、そこまでに補完されたり、揶揄されるものや、そこに供給されるものが、瞬く間に満たされたりすることで、強要されるだけの、互換性があるものから解き放たれ、度重なる窮屈な語弊や、今に付きまとうことで、途端に騙されたなど、と付きまとう彼女の鬼の形相を眺めながら、辿々しくカタルシスに至るまでの、散漫な悲劇などに、参加したくも無いから、神に裏切られたままに、途端に敗残するだけの、退屈な集まりに参加する必要性もないし、立場なんてものは無視して、しびれた季節がもたらす窮屈な馴れ合いなんかに参加せずに、数多の理不尽な衝動たちが飛び交う幼稚で杜撰な世界だ、正しいものなどは、途端にその場で破壊されて、圧力に屈するだけであるし、あらゆる否定は批判などでは、飛び越えることすら不可能であり、深まるほどに、増していく憎しみや偶像の道具のままでは、いけないから、と対する日々の中に現れる喜びなとが加速し、悲しみを吹き飛ばし、複製されるだけの、形而上的な何かに支配されないために、ないがしろにした主観から現れる、正しいようなものから解き放たれ、確かな自らに帰り着く。
