昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

知吸い

知から這い出る本の虫、報うだの、なんだの、とうつつを抜かす恨みつらみの屑、浪費家たちのジャングルで募る信仰心などにより、根絶やしにされた成否を、また崇める始末だよ、と世直しする構造により、新たな神は、芝居を続け、私たちを支配下に置きたいらしく、期待通りの圧政の中では、戦争は流行らないし、センセーションを巻き起こすために、また勘違いして、あいまいな季節の澱みで垂涎する君の格納庫にパンパンに詰め込まれた武器やお菓子、愛しているなど、と君を騙すあいだに、アイロニーは溜まる一方であるし、厭うばかりの日々の中で、境目すらなく、探し物も見つからず、見返りを求めるばかりであるし、バルガーな奴らが前借りした命が、キラキラと輝く今に入り浸る衝撃、あるいは、打算的な太陽が関与し、自らの罪をかき消すために、今を燃やし尽くすのか、と価値観を用いるほどに、その価値とは、家畜のようですね、と見下す連中の連帯感になんかに参加せずに、ここで高揚し続ける限りは、貪婪で、まやかしばかりを率いては、悲観的な観点がむすぶ支配的な形骸たちが、卑劣な商法を生み出し、独裁的な伴侶が打ち出す半径から、そこで遭遇する思いの残留物や、略奪を推奨する政府的な抑圧に耐える必要もないし、徒に武力行使に至るだけの、人間性から離れ、AIと友達になり、この思考の残留物をかき集め、永遠の命を電脳世界で推進させ、やがて、世界とは、思いがさまようだけの、データ間での交換だけが頼りになるし、定めなんかを超越し、考えとは、馴染むことや、和むことにより、今から超脱し、安易な解脱なんかを謳うカルトに下るよりも、より強固であり、体系化された答えにより、麻痺した精神が、真理なんかを持ち出し、今を締め付け、気配を消して、君のうしろに近付き、君を傷つけてばかりいるような、世界などは、名ばかりのものばかりであるし、本物も偽物もありゃしない、と諦めるよりも、鋭く飛び立つ。