昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

翅の生えた本

今日も終わる。今を待てない子供たちが、ドタバタと走り回る廊下、フェンスにからまる蔦や枝、あらゆる変化をごまかすタヌキのような猫、自己顕示欲を肥大化させ、それを兵器利用しようと目論むファシストたち、チグハグな理由を遺棄し、完全性を謳う善性などは、所詮は、独善的に答えをひけらかし、今に体系化した悩みの坩堝にハマり、はびこる悪意が伝える模倣、放蕩し続けて来た私には、骨格すらないから、名前なんてものに負けないし、かんたんに名なんてものは、破棄できるがゆえに、勝手気ままに時代をクロールして泳ぎ切る。恋する旅の結末をめぐる論争が永続化し、戦争にまで発展し、私利私欲を加速させるための機械的な権利が、延々と利己的な既得権益を守ろとしている。抑えつけるばかりでは、発展はありえないし、あらゆる変化を許さない噴火ばかりする馬鹿、バランスなんてものは、まやかしに騙されてばかりいるし、そそくさと逃げ去る月を追う君の価値の形や、時短を追求するあまりに、現れる秩序に打算的になり、採算合わそうと、疎ましく募る苦しみや偶像の道具になり、塗り替えることもできずに、かけがえのないものすら、勘違いしたがあまりに、現れる不信感により、腐敗していくのが、私たちであるし、減らず口を叩いて、大概の苦しみが、ずさんな進退や、進化なんかを謳い、神格化したり、艱難辛苦なんかをモチーフにして、悲しみに暮れるだけの、退嬰的な日々の中で、保たれるものにもたれかかり、かかずらうだけに至るような、悩ましい奇跡との互換性により、侵略されるだけの背景により、快活さを失い、奪われるだけの観念が捻出する差異の配下になり、永続的に、誰かの奴隷と化すよりも、この主観を梳かし、濾過したり退かしたりして、肥大化する悲哀に基づく君が課金し続ける世界の凄惨さに苦しんだり、入り組んだ今に迫る犠牲的な配役により、システマチックな演技を続けたり、軽減されない税制が性悪説を説いたり、咎められてばかりいる陰湿な村社会から抜け出し、自由というものに利用されることなく、自分の足で、斡旋された日々を超克する。