昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

夜明け

憎しみばかりが先行して、行き先のどこでも諍いばかりが絶えず、退廃的な呪詛により生み出された欲の怪物たる微生物、紊乱な心情に弾けるガラス、腐敗した記号を集めて、よれた葉や、名ばかりのものを複製したりして、誰かを支配して、さらなる支配を強固にするためのモニュメントとして、あるいは生贄として捧げられるだけの退屈な連帯感などを体系化し、加算し続ける苦悩の先々で、すり替えられた正しさに寄り添うほどに、利己的になってしまう君たちの女々しい希望が膨張して、さらなる罪なんかを倍増させ、想念にメガドライブで空を飛ぶ豚たち、ガラクタなのは、自分さ、とメチルアルコールにより剥離されていく身体をうつ伏せになって見つめる羽虫のような気分で、この冬の立体的な憂鬱の河畔に沈むリズミカルな太陽、主観からこぼれた曙光やら、あまたの保身が、合併症のように襲いかかって、イカれかかった頭を、完全にイカれさせるまでの距離に潜む豊かな理想すらも、メディアに操作されている的な陰謀論には、うんざりしてるから、しっかりしてなくてもいいから、自分の大切なものをこれ以上あまり失わないようにしなければ、と不真面目ながらも、考えることに、行き先なんてものは要らないし、卑しいままでは、誰かの道具のままだし、ままならぬままに、ここで維持したものが、主体性なんかを傷つけ、ここで孤独に瀕したり窮したりと忙しそうなフリに、忙しくしている。