昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

勇躍

曖昧な心情を濾過して、前衛的な時と融合して、定められたものから解き放たれて、訂正される物事や、統合されるための過ちや、退廃的な理由や、有する価値などを破壊して、はびこる悪意を飛び越え、延々と貪るだけの君たちの世界の終わりから、あらゆる偏見を吸い込むストローや、浪費家たちが煽る狡猾な猿、希望的観測を用いて、誰かを欺すトリックスターの隣で、ハーモニカを吹くオオカミ、たてがみを捨てたライオンたちが乗る満員電車、滞納した家賃の上で眠る神経質そうなシンデレラの深淵、演じるほどに麻痺していく大脳の中で着るグランジなネルシャツ、はびこるバビロンの苦悩が重なり、すべては更地になり、宇宙的な言語が飛び交う朝、乱立する暴力には飽き飽きしているから、ゲシュタルト崩壊したのさ、と惨憺たる現実を尻目に、分裂していく精神に新たな名前を付けていく彼女、あらゆる悲劇を交換するショーペンハウアー、暗澹とした昨日のアンサンブル、周遊する鳥たちの気分で、すべてを俯瞰で見ては、快活な喜びをたずさえ、配備された憎しみに擦り寄ることなく、言葉数も少ない帰り道、見違えた日々から現る可能性だけが、世界を清潔にして、成果なんてものは、少々ではあるが、この喜びに勝るものはなく、そこでの儲けなどは、すぐさま健気なものに抜かれ、失うばかりではあるから、あらゆる価値に擦り寄るよりも、すべてを超越し、新たな喜びを得るために邁進し、愛を振り撒き、自らが選んだものに価値を付け、与えられた価値や罪にあらがい、自らを極めるために、自らに尽くすの、だ。