昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

拘束

希望を餌に増殖する微生物、能動的に活路を見出し、数々の苦しみを乗り越え、気怠い朝が残虐に迫り、ヒステリーやヒストリーなんかが交わりながら、乱立する言葉の数々に信仰心なんかを突きつけ、新たな使命感や、不名誉や、頼りない現実なんかが、正義感を携え、侵攻してくるし、退屈な理屈を持ち込んで、混濁する意識に酔いしれるだけの人々の渦、数多ある過ちの中で加速していく真理、船底で眠る悪意のようなものが、意識中に氾濫して、配備された罪にならぶ人々の鬱鬱とした表情、擁立する苦しみの加護、合否を謳う旋律と、狂気的な愛が今を締め付け、報いなんかを求め、君を締め付けるだろうし、惰性で引き延ばされた瞬間から現れる果てし無い欲、あらゆる偏見をたずさえた記号化された恋人や家族や友人たちの枷を外して、精神的な解放を重ね、翼なんか無くても、どこまでも高く飛べるし、自由なんか求めなくても、自由は、自由のままであるし、求める答えは、君を強制的に独占し、抑圧し、洗脳するばかりであるし、価値も位もないから、習慣なんかに騙されずに、誰かが教えるものに反し続けたから、学校も行かずに遊びまわり、自分が学びたいものをすぐさま吸収し、ぐんぐん伸びたし、枯れても尚、またいつか蘇ったかのように、また、芽生えるのが私であるし、あらゆる正解は、夜が怖いから誰かのせいにして、自らを律したつもりでなんかいるが、君みたいなのが、のさばる間に、すべては、曖昧なままに成長し、適当でありるからこそ、しあわせにも気づくのかもね、と、カタルシスに至る彼女の下腹部から蠢く振動、愛した記憶を連ねては、何か、しあわせのようなものが、ここには、あったねと、懐かしむ暇もないから、世界とケンカしているのである。