空間的な廃墟に住まう、腐肉を食らうカラス、羅針盤をかきむしる酷い爪、妄りな旋回を続ける因子、超克を求めて、分散した命をかき集める青年たち、共鳴する苦しみたちを縁取るハルモニウム、運命を嚮導するために、すり替えられた世界や、正解を持たない意思や、言い訳ばかりを繰り返す脳内に被弾するものが、旋律を使って、空を飛んでいるのだ、と、老人が破れた自我を縫い合わせているころ、答えを間引きする奴らが打ち出す答えなんかにより、艱難辛苦や悲しみの固形物や、仰々しい結末などなどを、散漫に吐き出すことにより、意思は値を失い、ただ、効率よく愛などを騙り、保たれる先々で殺伐とした思念が、誰かを罰するためだけに、怠惰な対価を謳い、今に縛られるだけに至るような結末をサラダになんかして、形式的なものに囚われないようにと、もがけばもがくほどに食い込む一切により、引き摺り込まれた地の奥深く、くじけるだけの君たちの将来を、また磨いて、希望なんかを生み出すためだけに、未来は災いを捨てて、また自らに帰り、切り刻まれた自由を、また貼り合わせて、何か自由のようなものを、また形成したりして、したり顔で、支配から飛び出して、惰性で導かれた意味や罪が打ち出す答えの最中、這いずる意識が、寂れた真実を加工して、懐疑的な日々や、飢渇するだけの今に分散していく苦悩が脳幹を泳いで、意思の邪魔をする前に、ただただ黙々と、度重なる苦しみに打ち勝つためだけに、怠惰な論理に反する。