昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

枯渇

全部過ぎてったばかりで、もう残りカスすらなく、ただ、すがったり、当たり散らしたり、依存したりして、忙しく付きまとう価値を無視して、貪り食ったり、クタクタになるまで働いたり、はびこる悪意の結び目を見つけたり、無重力で破棄したり、画期的なアイディアを見つけたり、たった一人で立ち向かったりして、勝手気ままで、快適さで災いを打ち倒して、兵器的な愛が伝えるアイロニーの互換性やら、枯渇するだけの日々に、枢要なものすらなくて、ここでは、願い事やら、ぬかるみやら、寝返りやらで氾濫していて、ますます煩わしい生命の声が響いて、いちいち聞きたくないことすら耳に届いて、落胆したり、ワクワクしたりしながら、やかましい枠をとっぱらい、君との対話を続け、応用されるものは、そこで療養する者や、つたない今に発信を続ける君の未熟な言葉が可愛く、和む月夜に忍ばせた愛を敷衍させ、悲しみを飲み込み、確かな愛に書き換えるまで、諦めずに対話を続ける。軽快な理想が独自のステップを生み出す頃、そこかしこでかさばる運命なんかを頼りに、憎しみばかりを加速させ、外からの制限に反し、もっと良くなりたいおまじないなどをかけながら、何かに手懐けられていた私との別れを告げて、自らに帰り着くまでの値を律儀に計算して、くたびれるだけの日々から昇華し続け、つぐないなんかを謳い、君に迫る正義なんかを処理して、淡々と自分の理想を組み上げる。