昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

想念

俗悪な獣たちが巣食う星、堅持する罪により、意味が捻じ曲がり、倫理観なんてものは、安易に破棄され、結末も、何か憎くなり、機械的な明日に支配され、苛む思いの端々には、縋る餓鬼や、懐疑的な虫や、独裁的な価値などが氾濫し、確かさなどは足枷に変わり、世界に制限を生み、運命が肥大化し、悲哀に満ちた君の表情を刷新して、境目なく誰かを愛して、あらがうほどに、現れる怒りに支配され、芝居ばかりを続ける惰性な君たちの加護、浄化される記憶や、はびこる悪意や、バビロンが謳う終末論、路地裏では、ロジカルな予言者が、制限もなく悪意を吐き出しては、収斂される時折に保たれるバランス、がんじからめの顛末や、即席の自由や、行方知れずの君、破壊し尽くされた明日や、浅ましい感情を従え、観念により規制された過ち、あいまいな日々を濾過して、幸せにくるまれ、静かに眠る夜、森羅万象も即座に破壊され、様々な思い出が加速して、カラカラに乾いた身体から災いが出て行って、静謐なまどろみに嵌り、はびこる悪意が通過し、寂れた記憶からは、銀河が生まれ、形容されるものから超越し、形ないものとして、途端に泡となる記憶の奥ゆかしさに囲われ、自らの静謐に行き着き、いくつかの苦しみを刷新するために、ためらわずにひるがえし、卑屈になるだけの連中が生み出した確かさなどは、確かなものからの範疇から出られずに、何を愛しているふりをして、理解を飛び越えることも出来ずに、今に押しつぶされてしまう。