昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

発色

アジテーターとして活き活きと吐き出す破壊の呪文、憎き敵をうそぶき、自らをも騙す高慢な資本主義の悪魔、あらゆる奇跡を謳いながら、傲慢になぎ倒す復讐を繰り返すスーパー啓蒙機械、レベルミュージックを鼻歌で歌いながら、世界を簡単に裏切るのだ。革命から連帯する意識の鼠蹊部、俯瞰に襲いかかる野良猫たちの夕食、超新星爆発のような恋心の破片、閉塞的な芸術への投函を続ける辻褄の合わない平均的な恋の盲目性により、軽減されていた思春期の闇を駆逐して、誰にも服従しないで、シナプスを調理しながら、森羅万象を食材にして、倦怠感を駆逐するための精進料理を食らい、屈託無く笑う君の無神経な統合性により、肥大化する自意識なんかが過剰に敷衍して、思想なんかにかじかむロジックなんかを燃やすために消費して行く標準的な面影を統制するために蝕まれる奥底から氾濫するボーダレスな思いが反射して、世界に明るさなんかを授けて、定めなんか持たずに、誰かなんかと結ばれるための戦争なんかしたくないから、ひとりでいることを選んだ赤子たる自己が勤勉に倒錯するあたりからすばらしい理想とは、世界を破滅に追いやるための射程を掴み攻撃的な罪を偽装し、すべてを破壊し尽くすためだけに絶えず未来を操作する。がんじがらめの妄想、取り憑かれた意識はつたない季節を討ち亡ぼすために離婚するのか、と十代のステレス性能により、空間を駆逐するために描き続けた油絵の彼方、犠牲的な吐瀉物を撒き散らす宗教的な匂い、朗唱される理念が因果を食い荒らし、あなぼこになった精神が担う未来なんかが君を嫌いになるまでの軌跡、集約される多幸感のゆりかご、義体化し収斂して行く数字的な神は資本主義の中で物質化を終え、自らの価値で買えないものはない、とイデオロギーにより泣き出す子供たちの震える印象により枯渇し続けるのを恐れるがあまりに、敵を作り出し、自らの理想に到達するために作り出された敵は時の犠牲になり、時間から排除されて、死にむしばまれ、生の外に排除され続けるような排外主義的に意思の外に出られた私たちは、惑星という意識から放たれ、丸いものを丸いと思わされているだけの世界と名付けられた世界の連帯感から切り離され、嫌いなものは嫌いと叫び、嫌なことなら、一切しないことだけに専念するの、だ。