昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

交信

理由よりも早く迫る死を打ち倒す獣として生きて数百年が経過し、森羅万象や真理が駆逐された後に生み出された定めなどは、所詮は、時間に意思や意識を占領され、自分の考えを換金するために、愛を利用し、正義を嘯き、自らの利益にするような奴らばかり、だ。まかり通る理由も、簡単に飼い慣らされ、常日頃の死や幸せすらも簡単に忘れ、還元されることばかりを追い求めては、自分の意思など簡単に忘れてしまう。荘厳な物質との融和を目指して、テンプル騎士団と永遠戦争に出かけた春とタナトス、悲しいことにも息吹を与え、その悲しみを昇華したいがために、書き続ける指先、玉響に瀕する愚かな血筋を追いかけるアルビノのオオカミ、醜い憎しみを手鏡に閉じ込めた呪術師たち、たましいが誤解を解いて、ただ、ひたすらに静観するあたりで騒ぎ立てる幼稚な市民たち、と、優生思想を加速させ、普遍的な成果を越えて、機械的な正解が持ち寄る人間の存在意義などを加工するために、ネットワーク上にこうして書き起こして、誰かの頭にヒットして、数多ある事実とは、消費されるばかりであるし、あらがうほどに現れる愛や理念の配下として、役目を終えるよりも、こうして吠えて、絶えず孤独に打ち勝つほどの矜持を持って、ただ、対価を求めるだけの、価値の牢獄に入るより、自由を求め、誰かの呪詛に耳を傾けるがあまりに、自由を求めていたことを忘れ、誰かの自由を恨むように仕向けられ、裏切れば最後、酷い目に合わせられるだとか、最後は、孤独になり、担う意味すら見つけられずに、その場で朽ちる的な誤りを吐き出す普遍性や、社会的な誤りに参加せずに、過信せずに、今を絶えず刷新していく。