昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

耐性

救いようもない美しさの最中、自分に落ち度はない、と、妨げる暗雲、朗報です、君を乗り越えることができました、と、語る君の嘘、全体主義的な汗、タントラと秩序、文明は退化し、加算される原理に押しつぶされ、理由を失っていくし、幾許かの可能性すら、圧縮され、権限を失い、今に裁かれる。死とは、何重にも折り畳まれ反復することである、と、カタルシスに至る君たちの焦土、寛容な者にこそ、訪れるジレンマ、愛とは、戦争であり、絶え間ない争いの繰り返しである、と、神は、自らの罪を、弱者に課せては、自らの過ちを加速させる自らが生み出した悪意、濾過するシーンや、過信ばかりの情緒の最中、最たる定めも、其処彼処で締め付けられ、短絡的な動機に加速していく理由が、さらなる狂気を生み出すころ、言葉により硬直して、錆びた感情をたずさえ、散漫な同期を終えた機械的な論理、理想を超越したあたりから、同化していく面影が、犀利な浪費を続ける彼女たちのセオリーや、量子的な観念や、ねじ伏せられるだけの日々の中で、派生していくものが、問答なんかを続けては、懈怠する先々では、錯雑とした情景、逍遥し続ける物語の中で、固執する君の名残り、過ちやら嗄声、制限やら構成、忘れてしまうであろう君たちの悲しみやら澱み、遠退く面影、懐疑的な日常の波形、経過していく喜び、意識の微妙なゆらぎ、妨げられることなく、のびのびと世界は、君のものであることを証明したい。