昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

全容

この宇宙の特異点に突き刺す鍵、あらゆる領域に兵隊を送り込み、素粒子と遊ぶ蜻蛉に乗り、銃弾を撃ち込む君の正義の不都合、裸婦たちが踊る睡魔による澱み、艱難辛苦とデマゴーグ、デリカシーもないから、腐敗してしまったメカニズムの中で加速する権力、この身体を解放させ、論理を解体し、深夜に潜む、不規則な答えに住まう寄生虫、詩的なカーテンが揺らぎ、大差ないものばかりで囲われた世界から飛び出して、マントルを掻き回して、暗澹とした余韻で塞ぎ込む、データ上の君が生み出す化合物の海や、改善されない痛みの階段をよじ登り、厭世観を歌う信号機や、恒星を食べるホオジロザメや、惨憺たる現状に食い込む永遠により、壊疽する足指や、現前で沸る幻により、屈折する現実や、疎外感を抱えた鳥たちが運ぶ伝染病や、淘汰されないために、ここで、対価や思想なんかに騙されずに、自らの命を加速させ、募る意味の先々で、現れる性悪説にアクセスする君の正しさなんてものは、所詮は、植え付けられたものでしかなく、今に圧死するだけに至るわけであるし、ここで、食い込む物語を食い荒らすカラスたちのファシズムや、封印されて行く印象に遺棄された感情のようなものや、獰猛な主観から現れる歪な意味や、簡単に処理されるだけの、日々に定めなんて無いし、定めなんかを謳い、君たちを支配したいがために、生み出された法や制度なんてものは、依然として、徹底した支配の下に、へりくだるための、まやかしの価値なんかを、植え付けられ、身動きも自由に取られなくするための、価値でしかなく、そこで、仕方なく従うほどに、あてがわれた罪により、等差や等価なんかに同化して、あつらえられた真理や単価なんかを崇めたりして、あらがうほどに、購ったり、悪化の一途を辿るだけに至るような世界などに、正解なんてもの無いのであるし、この、世界と名付けられたものに、抑圧されたり、よくあることだと、諦めさせられたりしないために、ためらわずに、世界というものを破棄し、画期的に、勝手気ままに、すべてから、遠ざかる。f:id:jibmfmm:20240814053349j:image