点と線をむすび、恋が叶うと促す占い師の殻を破って現れた蟷螂、分散する可能性を分裂させたて行く単細胞生物たる私の教条を、打ち砕くハンマーや、閑散とした商店街に住まう神や、臍帯の果てには、宇宙と交わる穴が繋がっているの、と、カタルシスに至る彼女の虚空、愛を敷衍させ続ける先々での対立や、大罪なんかを用いては、今を引き裂く君たちの焦燥感、託児所に詰まる真理を漁る子猫たちの躁状態、緊迫した理由にかさばるだけの、金言なんかを飛び越えて、青空にむかって、呪詛を続ける君たちの、悍ましく慎ましやかでもある、実情の波形、軽薄な要因に伝わる童話や、座礁した思い出を食べ尽くす河馬の神により、因果律を突き刺す槍や弓矢で攻撃する天使や、いまだに、あいまいな主観により、構造を駆逐するための、大義を喪失した戦争は続くし、誰もが、白昼夢の中で、傀儡と化した自らを傍観するだけであるし、荘厳なパスワードを打ち込む猿たちや、まやかしをなぞる機械的な指先や、宇宙的な質量を無視して、全体主義により生まれたセオリーのセリーをたどり、文化的なものから超越して、退屈な教育により、広めらた厭世観に絡まる退屈な思想を、いまだに、信仰しているから、誤りにも気付かずに、考えに膠着し、自らに、偏りを生み出すだけであるし、リビドーが旋回して、制限ばかりを生み出す君たちの奇しくも美しく、疾しい青春が捻り出す、卑屈な思いが分裂し、言い訳がましく付きまとう他者を介した自分が、すぐさま失われる情熱をモチーフになんかして、試練なんかを謳い、凡庸なものが支配する帰り道、乖離するだけの、あらゆる密度をぶち壊す法則や、拘束着を着せられた君が続ける計算や、残骸と化した自らに覆い被さる毛布にくるまり、くだらないと、冷笑するよりも、すべてに噛みつき、食べ尽くすために、横柄であり、誇大妄想に浸り、悲観ばかりして、止血する事もなく、垂れ流した血を、ぼんやりと眺めては、夜を越え、朝を迎える。