耽溺を繰り返すカエルたちが空を飛び、倫理観を駆逐するウサギたちや、空腹だからと、星を丸呑みするヘビたち、ドラマチックな出会いから、現実に帰るまでの軌跡、淡々と正義を謳う君たちを捕食するセオリーを折り畳みながら、長らくの立体的な信仰心に敵愾心を持ち、悲劇的な社会の派生により、端的なモラルなんかを用い、監視社会での耐性なんかを保つために、絶えず互いを監視しては、同じようなものとして、同じような日々を生きるための答えや秘訣のようなものを同期し、芝居じみた革命から、関与するニヒリズムの端数や、あらゆる変化を綴じるための、ホッチキスを用い、偶然性を謳う変化を受け入れ、大衆的な憎しみを誤魔化すために、生贄として、運ばれて行く動植物たちや、漂う意味は、絶えず傲岸不遜なものを掲げる多数派の意見だけを頼りに、ただただ、訂正されるだけの日々を耕し、あたかも、正しい者のふりをしては、模範的な君の道を塞ぐ独善的な奴らのニセモノの笑顔や、たゆたう歴史の端々に帰属する、数多の苦しみの下腹部や、折れた夢の翅や、不規則な答えの集合体、他所行きの身体で、干渉を続ける過去の自分、凡庸な価値の背中を撫でるペリカンの嘴、今を紡ぐ指先、競争の果てに、奪い合うだけの、幼稚な取り組みには、嫌気がさしたからと、弛むだけの意味に、忌々しいものが現れ、現実に押しつぶされてしまうだけの、君たちの互換性や、対価を求め、ひた走る子猫、浪費家たちが促す完全性の波形、ちぐはぐな論理を携え、頼りない真理を持ち寄る偶然性、白夜の夜に凍りついた君の焦燥感、リビドーやアノミーや、窮屈なエゴ、一期一会や倒錯、頓挫や宿命、行方不明の彼女や、悟性を叩きつける音、遠退く意識が捉えるグノーシス主義、群像に蕩けるまでの戸惑いと罵声、自己顕示欲を研鑽するだけの須要な日々だと、促す神のようなものに反し、ただ、拘うだけの、いじらしい今を、底上げするためだけに、こき使われるなんて、懲り懲りだから、すべてを捨て去り、適当に増殖し続ける普遍性を蹴散らし、自らに行き着くまでの、距離を測るだけの、退屈な仕事を放棄し、自分勝手に、行き過ぎていくだけの、今から逸脱する。